愛媛作曲協議会作曲作品展 2020-2021
- takashiosaka
- 2022年2月2日
- 読了時間: 2分

収録に参加させていただ愛媛作曲協議会主催の作曲作品展の作品が公開されました。 お時間ございます時にお楽しみいただけましたら幸いでございます。 https://youtu.be/VwSmq4zPC4Q 海暾(かいとん) ~ソプラノ、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、尺八、十七絃箏、薩摩琵琶、小鼓、ピアノのために ソプラノ:石川 智子 オーボエ:今村 早希 ヴァイオリン:三上 徹 ヴィオラ:南條 さわ子 チェロ:西山 尚子 尺八:大萩 康喜 十七絃箏:大萩 絵理 薩摩琵琶:逢坂 誉士 小鼓:丹下 紀香 作曲・ピアノ:金子 敦子 【解説】 横山大観作「海暾」(セキ美術館所蔵)に触発され着想した。日本音楽の世界にいる演奏家や舞踊家との出逢いにより、和洋折衷の音楽制作に2019年からとりかかる。今回の改編では、さらに弦楽器群の厚みを加え、能の謡いの要素を取り入れた。作品は、自分自身の生涯テーマである瀬戸内海をモチーフに作曲。海から産み出される生命の神秘、混沌とした宇宙空間に浮遊する人間が一生を輪廻しながら歩む姿。俯瞰して見た時のちっぽけな自分という存在。家族を紡いで命のバトンを渡した先に、海暾(海の朝日)は道標を示しているように思えた。 第1曲 混沌 あさひをas-a-h(i)(♭ララシ),うみをu(t)―mi(ドミ)の音に置き換え、異名同音(エンハーモニック)の手法を駆使しながら、モチーフにこだわって作り込んでいった。また、西洋的なリズムではなく、日本的に演奏者の「間」を大事に演奏をしていただいている。 第2曲 出帆 静寂から高揚へ。弦楽器の重なりで笙の音をイメージし、東洋的であり印象派的な音色の上に、万葉集から、額田王の和歌が謡われる。 ★参考:「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」 第3曲 輪廻 波のうねり、小鳥のさえずり、自然風のざわめき、夜明け前の闇の世界から、山並みに朝日の光が漏れ始め、赤からオレンジ、ピンク、紫、青、水色、等ミラクルに変化する様を目の当たりにし、そのマジカルワールドを、音にできないか、螺旋構造のように音を重ね、配置して、波形をつくり試行錯誤してみた。日の出前、川と海が出会う河口には、青とピンクが交互に交わり光の絨毯を織りなす瞬間がある。その美しさを表したい!! 愛媛作曲協議会作曲作品展 2020-2021 主催:愛媛作曲協議会 http://ehimesakkyoku.com/ https://www.facebook.com/ehimesakkyoku 収録:2021年 2月20日(土) 会場:国指定重要文化財 萬翠荘 謁見の間 http://www.bansuisou.org/ 録音・録画:株式会社 SOUND GARDEN https://sound-garden.co.jp/
Opmerkingen